記事公開日：2025.11.26

2025年11月15日に早稲田大学小野記念講堂で、「国際宇宙ステーション搭載CALET10周年記念シンポジウム」が開催され、CALETの観測成果報告等がありました。

国際宇宙ステーション搭載CALET観測10周年記念シンポジウム

• 主催：早稲田大学　理工学術院総合研究所
• 共催：東京大学宇宙線研究所、次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー天文学連携研究機構
• 協力：国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA)
• 日時：2025年11月15日（土）13:00-17:30
• 場所：早稲田大学小野記念講堂

第一部

1. はじめに
   ーCALETによる１０年間の観測成果ハイライトー 鳥居祥二 （早稲田大学 名誉教授/招聘研究教授）
   + CALETイタリアチームの貢献と成果（英語） Prof. Pier Simone Marrocchesi （イタリアチーム 代表）
   + CALET 米国チームの貢献と成果（英語） Dr. Nicholas Wade Cannady （米国チーム 代表）
2. 「きぼう」船外利用の展望とCALETヘの期待 小川志保 （JAXA 有人宇宙技術部門 事業推進部長）
3. 日本の宇宙科学観測とCALETの成果への期待 吉田哲也（JAXA 宇宙科学研究所　研究総主幹）
4. 日本の宇宙線観測とCALETの成果への期待 荻尾彰一（東京大学宇宙線研究所　所長）
   + メッセージ 梶田隆章 （次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー 天文学連携研究機構 機構長）
5. 早稲田大学における宇宙科学研究とCALET 宮下朋之 （早稲田大学 理工学術院総合研究所 副所長）
6. 鳥居研究室におけるCALET研究を振り返って 多田真希子 （文部科学省研究開発局原子力課 課長補佐）
7. IHIエアロスペースの宇宙利用の取組みと将来 杉村文隆 （IHIエアロスペース 宇宙利用開発部 部長）
8. 開発メーカ感謝状贈呈 小川志保 （JAXA有人宇宙技術部門 事業推進部長）
   株式会社IHIエアロスペース、三菱プレシジョン株式会社、日本飛行機株式会社、有人宇宙システム株式会社、宇宙技術開発株式会社、三菱電機ソフトウエア株式会社、浜松ホトニクス株式会社、株式会社クラレ、株式会社エム・ライン、京石産業株式会社

第二部

9. CALET 成果報告

1. 1. JAXAとの連携による観測運用と装置性能 田村忠久 （神奈川大学）
   2. 電子（＋陽電子）の高精度観測による加速源の解明 鳥居祥二 （早稲田大）
   3. 陽子・ヘリウムスペクトルの精密観測 小林兼好 （早稲田大）
   4. 重原子核の高精度観測 赤池陽水 （早稲田大）
   5. 高エネルギーガンマ線の観測 森 正樹 （立命館大）
   6. ガンマ線バースト観測成果と重力波対応天体探索 川久保雄太 （青山学院大）
   7. 太陽活動約ー周期にわたる太陽変調観測の成果 三宅晶子 （岐阜高専）
   8. CALETによる宇宙天気予報研究 片岡龍峰 （沖縄科学技術大学院大学）
   9. CALETで明かされる宇宙線加速 浅野勝晃 （東京大学宇宙線研）
   10. 暗黒物質と宇宙線 郡 和範 （国立天文台/KEK/Kavli IPMU)

10. まとめと展望 鳥居祥二 （早稲田大）